念願かなって我が家に迎えたぽぽ。最初の数週間は夜間のみケージに入れていたのですが、環境に慣れるのを待って、夜も部屋を自由に行き来できるようにしました。すると、さっそく困った問題が……。
毎朝5時ごろから枕元でゴロゴロと喉を鳴らして甘え、ごはんをねだるんです。
明け方から活動的になるのは猫だから仕方ないですし、朝から甘えてくれるのはうれしい。そんな気持ちで最初は早くに起きてカリカリをあげていたんですが、夫婦ともに夜遅くまで仕事することも少なくないため、だんだんと寝不足が地味に効いてくるように。無理は続かないですね……。
そこで、当初はまったく考えていなかった自動給餌器を導入することにしました。
自動給餌器を比較検討。条件に合ったのは「AutoFeeder」
調べ始めて知ったのですが、自動給餌器は決められた時間になったらふたが開くだけのシンプルな機能のものから、スマホアプリで制御できてカメラやマイク、スピーカーが付いているもの、ドライフードだけでなくウェットフードも対応しているものなどいろいろあるんですね。
当然、価格帯にも幅があって、数千円から高いものだと2万円前後するものまで。すぐ買い替えるものでもないので、ここは失敗したくない!ってことで、比較サイトや口コミを参考に、我が家の条件に合うものを検討してみました。
譲れない条件としては、
- タイマー機能
- フード補充の手軽さ
- 盗み食い防止機能
- 丸洗いが可能なこと
- インテリアになじむデザイン
あったらベターな機能は、
- スマホアプリで設定できる
- 見守り機能(カメラ)
こんな感じでざっくり条件を出してみて絞り込みました。
せっかく自動給餌器を買うなら毎回フードを補充する手間をなくしたかったので、まずは1~2回分のフードしかセットできないものは除外。
次に盗み食い防止や丸洗いの可否については各商品の口コミやレビューサイトをチェック。最後は見た目と価格でマルカンが発売しているAutoFeederのカメラ付きタイプに決めました。
AutoFeederのカメラ付きタイプは別メーカーが発売しているうちのこエレクトリック カリカリマシーンSPとほぼ同じ機能で形状もほぼ同じ(もしかして、どちらかがOEM?)なんですが、価格が4000円くらい安く、我が家で購入したときは14000円程度。
さらに、設置予定のリビングはブラウンとブルーを基調としているので、ホワイト系カラーのカリカリマシーンSPよりブラウン系カラーのAutoFeederのほうが合うかなと判断しました!
取扱説明書を見ながら設定&給餌準備
初期設定(本体のWi-Fi接続など)は、取扱説明書が写真やイラスト入りで丁寧に書かれていたので、まったく迷うことなく完了。
実は、事前に「Wi-Fiに接続できない」という口コミも目にして心配していたんですが、説明書には「無線規格 IEEE802.11 b/g/n (2.4GHz※5GHz接続不可)」とあったので、Wi-Fi設定時に2.4GHzのネットワークを選ぶことがエラーを防ぐポイントなのかなと思います。
次に、給餌時間(タイマーは1分刻みで設定できます)と、給餌時に再生する音声(飼い主の声を録音可能。うちの場合は「ぽぽ、ごはんだよ~!」)を設定。
最後にフードタンクと食器部分を洗い
フードを補充して準備完了!
いざ、AutoFeederを使ってみた
ドキドキしながら設定した時刻を待つと……
「ぽぽ、ごはんだよ~!」
音声よりもフードが出るときのカラカラ音に反応したみたいです。給餌の方法が変わっても、ぽぽはまったく気にすることなくごはんをモリモリ。
「ごちそうさま~」
ペロリと平らげちゃいました。
その後、1ヶ月使ってみた感想
1ヶ月使ってみて、良かった点・購入前は見落としていた点をまとめてみました。
良かった点
- 毎回時間通りに給餌されるので、朝ごはんの催促がなくなった。
(ただし、フードが入ったタンクが目の前にあるので余計にごはんに意識がいってしまったのか、初日だけは普段より1時間も早く催促されました……) - フードタンクは食器部分が丸洗いできて衛生的。
- いつもより早くごはんをねだられたときや、通院などの事情でごはんの時間を調節したいときなどに手動給餌(スマホアプリか本体のボタンを押すと給餌される)機能が便利だった。
- 購入直後はきちんと給餌できているか不安なので、食べている姿が確認できるカメラ付きにして正解だった。
- フードが足りなくなると通知がスマホに届くので、補充のタイミングがわかりやすい。
- 給餌が待ちきれなくて本体の上にぽぽ(5kg強のボディ)が乗ってしまうことがあったが、意外にぐらつくこともなかった。
- 毎回、給餌されると駆け足で向かうぽぽのかわいい姿が見れる。
見落とした点
- 給餌は1ポーション=10g単位でしか設定できず、「ちょっとだけ減らしてダイエットさせたい」などの微調整ができない。
- 食器部分が平らかつ大きいので、やや食べにくかったのか食事のスピードが少し落ちた(ぽぽは早食いしがちなので悪いこととも言い切れないのですが)。
⇒購入後にカリカリマシーン用のステンレストレイが別売りされていることに気づき、購入したら案の定AutoFeederにもピッタリはまり、食べやすさが改善。 - 食器部分はつまみを押しながら本体から着脱する仕組み。ちょっと取り外しにくく、取り付ける際もカチッとはまったか心許なかった。
⇒これもステンレストレイで解決。ステンレストレイは本体の食器部分に上からかぶせる形状なので、着脱が簡単だしステンレスだから衛生的なのもうれしかった。 - AutoFeederを台の上に載せると、カメラの位置の関係上、猫が下を向いて食べ始めると後頭部しか見えなくなる(ごはんが食べやすいように台の上に載せる場合、食べている最中の顔は諦めるしかないかも)。
- 給電はアダプターと電池の両方が使えるが、電池で給電する場合はカメラ・マイク機能は使えない。
AutoFeederを使ってみての総合評価
メリット・デメリットありましたが、なにより早朝に起こされなくなったのが本当にうれしい!フードが出ると、ぽぽはむくりと起きて足早にAutoFeederに向かっているので、飼い主は起こされることなく安眠できています。
正直なところ最初は、「フードなんてお皿に出すだけなのに自動給餌器にお金をかけるのはどうかな~」なんて思っていましたが、睡眠大事。多少お金がかかっても、これから長く続くぽぽとの暮らしを考えれば、買って大正解でした!