ペット保険選びで後悔。鼻炎の検査だけで数十万かかるケースも

ペット保険選びで後悔。鼻炎の検査だけで数十万かかるケースも

ちょっと生々しいお金の話になりますが、ペット保険を選ぶ方の参考になればとの思いから書きます。通院補償1万円の保険に入っていましたが、通院での検査にも手術並みの費用がかかることがあるんです。

ネットで人気のペット保険に加入。これで安心のはずが……

正直、ペット保険なんてめったに使うことはないと思ってました。

ぽぽを我が家に迎えたのは2歳の時。まだ若いから病気にかかる確率も低そうだし、「念のため加入しておく」くらいの気持ちでいたんです。

保険会社の選び方は、ネットでペット保険を調べて何社か資料請求し、掛け金と補償のバランスや、保険金請求から支払までのスムーズさ(ここは口コミを参考にしました)を比較して、最終的には人気の高いペット保険に加入しました。

まあ、あまり使わないだろうけどね!なんて思っていたら、ぽぽの迎え入れ直後に気になる不調が出てしまったんです。

徐々に悪化する鼻づまり。心配で近所の動物病院へ

保護猫カフェにいた間に何度か会っていたぽぽ。特段の不調は見受けられませんでしたし、トライアル開始前の健康診断でも異常なしでした。

けれど、うちにきてまもなく鼻づまりが見られるようになり、徐々に悪化。

心配になって近所の動物病院で診てもらうと、レントゲン写真を見る限りでは鼻の骨が曲がっている可能性があり、その影響かもしれないとのこと。

詳しい検査をするならと、地域でも有数の検査設備の整った動物病院を紹介してもらいました。

鼻を鳴らして寝るぽぽ
鼻をブーブー鳴らしながら寝ることもしばしば

検査費用25万!?愛猫のためなら出費は惜しまないけれど

朝の9時半から受診できるよう予約し、紹介を受けた動物病院へ。問診後、検査は順番待ちとなるため、ぽぽを預けて私たち夫婦は病院を後にしました。

この時に言われたのが、「CT検査で原因がわからなければ、内視鏡検査の可能性もある」ということと、その場合はトータルで25万円ほどかかるということ。

金額の大きさに驚きながらも、このまま苦しい生活をさせるよりはキッチリ調べて治してあげたいという考えで夫と一致しました。

夕方まで待ってやっとCT検査終了の連絡を受けましたが、やはり原因が特定できず、内視鏡検査が必要とのこと。そのまま電話で了承し、夜までかけて検査してもらうことに。

全て終わったのは夜の7時台。検査中も気が気でなかった私たちは、ぐったりとしながら高額な検査費用を支払ったのでした。

後から知った1日の保険金支払い上限額がないペット保険

この検査に対して支払われた保険金は1万円。通院の場合の上限金額です。月2千円程度の掛け金で、加入直後にもかかわらず1万円も支払っていただけたので御の字です。

でも、その後、アクサダイレクトのペット保険ペット&ファミリーのげんきナンバーワンスリムといった1日の保険金支払い上限額のない保険があることを知り、大きく後悔しました。

1日の支払い上限額があるのが普通だと、すっかり思い込んでましたから……。

結局、詳しい検査をしてもぽぽの鼻炎の原因は特定できず、今も時々通院をしています。病気がわかってからだとペット保険の変更は難しく、今後も通院で高額な出費があった場合は1日1万円までしか補償されません。

どんな保険にもメリット、デメリットはあるとは思いますので、上記の2社のペット保険が特別優れているとおすすめするつもりはありません。ただ、これからペット保険を選ぶ方には、こういうケースもあるということを知った上で、後悔のない保険選びをしてほしいなと思ってます。

ぽぽのほけんイラスト
ペット保険って難しい…

     

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